透明な風船

30代半ばで発達障害と気分変調症と診断された主婦の日々

眩しい世界

小さなベランダの窓から光が射す。
私の中が照らされて、自分が空っぽで、
いかに空虚か鮮明になる。
陽の眩しさ、自分には持ち得ない光。
ぼーっと窓の外を見つめて、涙流れる。
私には明るすぎる世界。
でも、あの中で楽しいと感じられて生きられたらよかったのにな、なんて思ったり。
傷つきたくないから、気付かないフリして、見ないようにして、人を避けて、どんどん一人でいるようになって、一人だけが長過ぎて、
そうしたら、いつの間にか、フリじゃなくてよく分からなくなっちゃった。
結婚できたからいいでしょ?
彼氏がいるならいいじゃん。
友達がいるならいいじゃん。
たとえ、精神が病んでても。
独身時代、ついこの間まで、
私もそんな風に思っていた。
単純に妬みかな…。
今、友達はいないけど…結婚はできた…でも、
ダメなときは相変わらずダメで。
騙し騙しの延命措置みたいだよ。
なんか、そんなに違わなかったなぁ。